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個展を振り返って。

11月になりました。

9月の葛西 関口美術館での個展、10月の京橋 ギャラリー川船での個展
大きな個展をあいだほとんど開けずに開くというちょっとした無謀もなんとかのりこえ、
ほっとするどころか10月いっぱい〆切の納品もあったりして
怒濤の毎日を過ごしています。

さすがにこの歳になると後輩達にものづくりのあれやこれやを話す機会もあり、
そのたびに「個展したら?」って言います。
これは父と慕っている鯉江良二氏から言われたことでもありますが。

グループ展、企画展は責任のありかがぼやけるんですよね。
なので僕個人がつまんないものをつくっても展覧会自体は大成功ということが
まぁ、往々にしてあります。
でもやっぱり失敗は失敗として自分で乗り越えないとですね。
いたたまれない空気の中に身を置くことも経験しないと。

美術なんて世界は勝手なことをやっていいようなもんだけれど
やっぱり自分のやりたいことが明確に見えてくると
針の穴を通すようなシビアな部分を求める自分の眼というのも
必要になってくるように思います。
それは場が育ててくれる以外に無いような気がします。

困ったことに、ある表現で自分のスタイルが築けたとして
その仕事は将来の自分を小さくします。多分。振幅の巾を狭めるから。
安定したいのだけれど安定しちゃいけない。
不安定の上で揺れながら作り続けることは
シビアな自分の眼を信じるしか,そしてそれに正直であり続けるしかない。

いつもそうなのですが、今回も川船さんに大事な言葉をいただきました。
「このレベルの仕事を続けたら世に出れるねぇ」
「仕事は一流なんだからちゃんと広める努力をしなさい」

今回、いい仕事ができたと思っています。
そして川船さんが言うところの「このレベル」とは
いい仕事を乗り越えてきたこの眼を信じるということでしか維持できないかなと。
そして信じられるならそれをひとに繋ぎなさいと。

昔のカローラのCMで忘れられないコピーがあります。
『変わろう。変わらない為に。』

これからもよろしくお願いします。
変わり続ける僕を。変わらない眼で。

層 川船パンフ 


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プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

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