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真夜中のスタヂオ 金工 角居康宏展 @白白庵

前回書いたときは「あぢーあぢー」って言ってたのに
今は「さみーさみー」思いながらPCに向かってます。
季節の移ろいは早いもんです。今年は特にかな?

前回の告知通り個展のご案内。
場所はお馴染み、南青山 白白庵(パクパクアン)
2020年 before dawn
2022年 るつぼ
と、毎年この時期に個展をさせていただいて今回4回目。
今回、『真夜中のスタヂオ』という展覧会名をいただきました。
2年前の個展、真夜中の工作室 からタイトルを引き継いだ格好ですね。

スタヂオのヂがいい。
なんか片田舎の写真館、奥から爺さんが出てくるような。
頼りなげな、でもどこか安心感もあって
頼んだら大判カメラでバシッと決めてくれる。そんなイメージです。
もちろんフィルムカメラですよ。爺さんはアナログなんです。

真夜中の工作室では「ミッドナイトラブレターエフェクト」なる用語を
発明したわけですが、あいも変わらず真夜中の制作タイム、
厨二病的創造生活を続けております。

ずっと悩んでいたことがありました。
「再制作不可能なものを作りたい。」ということ。
鋳物ではやっていたんです。ずっと。
原型を作らないという方法で地面や木を型にして制作しているので
同じものは二度と作れない。
さて、鍛金ではどうやってやればいいのかしら?って。
いつも最初に形をイメージし、サイズを決め、型紙を作り、
試作とも本番ともいえぬ状態で制作を始め、都度修正しながら
完成まで持っていってその型紙を保存して次回の制作に備える
という方法をとっているのですが、
そうすると必ず再制作できるという結果が必ずもたらされてしまうのです。
鋳物では「いや、これ二度と作れないですよ」って自慢げに言ってたのに
鍛金では出来ていない。唯一無二と言えるものの制作ができないわけです。
制作の振り幅を広げたいという欲求もリミッターが効いてしまうというか・・・

今回、それに突破口が見えた気がします。
型紙の作れない状態にするため、
陶芸の手捻りのように紐を積んでいくやり方で
帯板を螺旋に積んでいって形を作り、槌で叩いて慣らしていく方法。
型紙を用いる方法とは違った柔らかい曲面で出来上がったその形は
間違いなく僕から出てきたものであるのに僕からスッと離れている
不思議な感覚を覚えました。
今後の制作にも影響を与えるであろう手法が生まれ出てくれたことに
喜びを覚えつつ、ギャラリーに作品を送るとこんな壮大なDMを作ってくださいました。

ここは真夜中の秘密基地
少年のような大人に許される
至福の時間。

夜空を背景に見上げるような器は
まさにその手法をとった第一号です。
僕の至福の時間を石橋さん(白白庵オーナー)みてたのかしら?

デジタルとアナログの違いでよく聞く話ですが
デジタルはコピー(再現)が可能だとか
アナログは連続性があるとか。
再現不可能を求め螺旋(連続性)で制作した僕も
やっぱりアナログなんだなあ。

金工 角居康宏展
真夜中のスタヂオ

白白庵(パクパクアン)
11/11〜11/19(火・水・木 定休)
11:00am〜7:00pm

オンライン開催
www.pakupakuan.shop

真夜中のスタヂオ_DMオモテ
真夜中のスタヂオ_DMウラ

会期中イベントも開催。
もちろん僕もおりますよ。
真夜中のスタヂオ_イベントチラシオモテ真夜中のスタヂオ_イベントチラシウラ 


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プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

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