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角居康宏・般若芳行 二人展「額縁」 @ギャラリー壺屋

はい、バカ決定。
今日4つ目。
しかし、これは初めてかなあ。
月曜に東京で個展、水曜に四日市で企画展、そんで土曜に神戸で二人展。
1週間にスタート3つ。
なんでこんなことになったんだろ。ま、いいや。頑張る。
今回は額縁に特化!

ギャラリー壺屋は僕のブログ見てくれてる方はおなじみ。
神戸、御影の工芸ギャラリー。
昨年、修羅シュラシュシュシュと立て続けに
2回の個展を開催し、僕の中の全スミイが涙したという・・・

壺屋さんはギャラリーとお客様との結びつきが強く
ギャラリー、お客様、作家が一つになって
展示を作り上げていくという印象があります。
お客様の数は多いとは言えないのだけれどそのお客様一人一人を
作家の僕すらが覚えているという稀有なギャラリーです。
そのため、会期が終わるとお礼状をしたためるのですが
二回連続となると「このたびは私の個展に足をお運びくださいまして・・云々」
と書くわけにはいかないのです。
苦肉の策で僕が新たに趣味の一つにしようと思っていた
落款を彫り、お礼状としたところ、店主岡本さんから
「角居さん・・・・額がいるなあ・・・・」
とまあ、こういう流れになったとお思いください。

今回は30年以上の相棒、般若芳行氏と二人展。
仕事の質では誰にも引けを取らない(本人は謙遜するだろうけど僕はずっとそう思ってる)
般若氏とともにならばなんとかなるだろう。
そう思っていたらばですね。般若氏から
「最近妻がヤヴァい!角居さん頑張ってね」という連絡が・・・
妻がヤヴァいって何よ!ダイジョブか?とか思うじゃないですか。
般若氏の妻はフリーのヴィオラ奏者、般若佳子氏
僕も高遠美術館での個展で演奏していただきました。
「夢は妻の運転手」と日頃から豪語している般若氏。
妻のコンサートが入ると妻のケアやら家事やら子育てやらでてんやわんやなのです。
その妻ブレイク!演奏会が立て続け。
ヤヴァいは「危険」ではなく「とうとうブレイクしやがった!」
のヤヴァいでした。

いや、それ危険だから。僕たちがヤヴァいから・・
幸い僕も般若氏もなんども死線をくぐり抜けてきた仲。
以前、般若氏は僕に自信満々でこう言ったことがあります。
「角居さんね、ご飯食べるでしょ?その後30分だけ寝るんです。
これを3食とも。すると24時間仕事できるんです。」
よかった、バカは僕だけじゃなかった。

そんなバカ二人の展覧会「額縁」
今回も死線をくぐり抜けつつ開催まで漕ぎつけようかと思っております。
もう燃え尽きちゃえばいいや!

角居康宏・般若芳行 二人展 「額縁」
ギャラリー壺屋
2022.5.21〜6.19
期間中の金・土・日曜日開催(月〜木曜は休廊)
11:00am〜6:00pm

額縁展 写真面額縁展 宛名面


ちなみに額に入ってるハガキが僕の落款を押したもの。
右がお礼状、左は今年の寒中見舞い。


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工芸作家四人展 @ギャラリー雲母

ねえ、バカなんでしょ?
1日に展覧会の告知3つもあげて
おまけに自分の個展の2日後にスタートの展示って
バカなんだよね?スケジュールって言葉知ってる?

ってな叱責を受けそうではありますが本日告知3つ目。
京都の名刹、大徳寺黄梅院でのでっかい展示「遊戯三昧」展
その熱も冷めやらぬまま立て続けにやっております。
ハードだわー。

さて、気を取り直してと。
場所は三重県四日市、ギャラリー雲母(きらら)
前回こちらに伺った時は初めてのお伊勢さん参りができて幸せでした。
いや、全然近くないんだけれども。
まぁ、ね。長野から行くこと思えば近所っつーか
おんなじとこっつーか・・

今回在廊はありませんが他3人の素敵なものづくりの面々と
ご一緒できて幸せなのであります。
精緻な作りこみでいつもホァ〜ってため息の出る竹の仕事の飯島正章さん
以前は毎年一緒に金沢で展示をしておりました。ご自宅にも伺ったことがあります。
穏やかな話ぶりの優しい印象ですが仕事はすごい。多分頑固(笑)
瀬尾誠さんは大学の後輩、なんでも漆塗っちゃう人。陶胎漆器とかかっけい。
これで一緒の展示4回目。
シンビズム」、同じギャラリー雲母で2020年にやった企画展「凛」
後出の泉さんともご一緒しました。
それから松本で同じく大学後輩の濱田卓二氏と3人でやった「ARTな日」
ちなみに濱ちゃんとは最近なんか毎週会ってる。一昨日も会った(笑)
泉健太郎さんだけまだ会ってない。展示でご一緒するのは2回目
卵殻なんて緻密な仕事する人、そんけーするわー。会ってみたい。

とまあ豪華な顔ぶれでやらせていただくのであります。
忙しかろうがなんだろうがこれを幸せと言わずしてなんと言おう!

工芸作家四人展
ギャラリー雲母
2022.5.18〜5.29

工芸作家四人展 1工芸作家四人展 2工芸作家四人展 3

角居康宏個展 自分 @ギャラリー川船

前回の個展が2016年
6年も間を空けてしまいましたが、再びやらせていただきます。
ギャラリー川船での個展。
今回の展覧会名は「自分」
僕はずっと「はじまり」をテーマにしているのです。
自分のはじまりとはなんでしょう?

アイデンティティについて考えていました。
日本語でいうと「自己同一性」
自分が自分であることの根拠ってな意味ですよね。

「あなたは何者ですか?」
「角居康宏です。」
「それはあなたの名前です。あなたは何者ですか?」
「ん?彫刻や工芸品を作っています・・でいいのかな?」
「それはあなたの職業です。あなたは何者ですか?」
・・・・・・
これは安冨歩氏の実験、それ以前にも誰かやってるのかもしれません。
これを延々繰り返しても自分が何者であるかの核心にはたどり着きません。
自分の属性について延々語ることになります。
僕の周りの薄い膜の上を撫でているだけの感じがします。

例えば仮に僕が砂漠の真ん中に一人暮らせていけたとして。
仮にジャングルの奥地で一人暮らせていけたとして。
僕にアイデンティティは必要なのだろうか?
自分が自分であることってなんなんだろう?

あなたが僕に抱いているイメージはどんなですか?
「ものづくりの人、面白いことばっかり言ってる。」
では他の誰かに聞いてみましょう。僕はどんなイメージ?
「子供によく懐かれる。禿げてるしおまけにちょいちょい禿げてる自慢する。」
他の方は・・・あ、あなた。どうです?
「あんまり知らない国の変な音楽聴いてる。」
・・・・・・・
多分僕に対する印象はみんなすこーしずつ違うのです。

誰かと話すとき、その人が発する光のようなものが僕を通り過ぎて
僕の背後にある白い壁に僕の影が映る。
僕はこうみられていると知ることができる。そうか、これが僕の姿か。
って言うことが僕を作っているんじゃないだろうか。
と言うイメージが僕の中にあります。
(すいません、もっとわかりやすい比喩考えてみます)

または例えばやり取りの中ですごく盛り上がる。
その人との空気感の中で言葉の印象を感じ取って
この人は僕のことをこう感じてくれている。
この人にとって僕はこういう人間なのだろう。
そういうやり取りの積み重ねで自分を知ることができる。
自分自身のアイデンティティを確立することができる。

アイデンティティとは自発的なものではなく
他者からのイメージを自分にフィードバックする
そのイメージの総体のことではないだろうか?
その考え方を進めていくと自分の中心には空虚が広がる感じがしますが
そもそも自分に中心なんて無いんでないの?
っていう考えが今の僕の自分に関しての印象です。

ある考えをもとに形を作り、その形をもとに考えを深める。
誰かと話すことでその考えに輪郭が形作られるというのが
僕のものづくりのスタンスです。
今回もそんなことができますでしょうか。
そんな個展にしたいと考えています。

角居康宏個展 自分
ギャラリー川船
2022.5.16〜5.28

川船個展 自分 写真面川船個展 自分 宛名面


煎茶上等 アフターマス @白白庵

いやあ、あったかくなってきました。
いいぞいいぞ、体が動く!
さあ、活動的に参りましょう。

ってテンションあげといてまずはお詫び。
展覧会。もう始まってます。
ってか、あと二日しかない。
でもオンライン展覧会なのでまだ間に合う。
急いでこちら開いて!!
煎茶上等・アフターマス

煎茶上等 2017
煎茶上等リターンズ 2019
煎茶上等New Normal  2021
「なんやアンちゃん、やんのかゴルァ!こちとら煎茶上等!
その口かっぴらいてうまい煎茶飲ましてやるわ ゴルァ!!
こっちにゃ売茶翁が控えとるんじゃぁ!!」
と、このセリフも4回目となってしまいました。
アフターマスってなんやのん?って?
僕もわかんなかったので調べましたよ。
戦争・災害などの余波、後遺症っていう意味らしいです。

前回、白白庵主人 石橋がカテキンパワーでコロナを抑え込む
という大技を繰り出したことでコロナの一件は
とりあえず落ち着きを見せているわけですが
(このくだりがきになる人は2017、2019、2021
のブログを読む必要があるのですがまぁ・・お好きになさってください。)
その余波もまだ残る世界。
北の覇王Pちんの出現に伴い世界は混沌としてきます。
カテキンパワーはこの事態にどう対処するのか。
そして白白庵主人 石橋はどうする!

最初は時代劇の雰囲気だったのにSF大スペクタクルになってしまいました。
ん?現実のこと書いてたらどうしてSF大スペクタクルになったんだ?
世の中がそうなってるんですね。
怖い怖い。

ま、お茶でも飲んでゆっくりしましょ。
もういっぺん載せときますよ。
こちらが入り口。8日(日)まで。

煎茶上等・アフターマス
煎茶上等・アフターマス

あれ?天国きちゃった??



プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

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