シュラシュシュシュ 角居康宏個展 @ギャラリー壺屋 神戸
今日、僕の住む中条では昼間にザッパァァァァって
前が見えないくらいの雨が降りました。
梅雨ですねえ。
コロナ禍での避難というのはちょっと考えたくないですね。
雨の被害がないことを祈ります。
さて、ただいま神戸のギャラリー壺屋にて絶賛開催中の個展「修羅」
今週末で終わりを迎えます。
ちょっと距離もあり、県外に出かけるのをはばかられる昨今ですので
ギャラリーでお客様をお迎えすることができず残念ではありますが
見に来てくださった皆様、ありがとうございました。
この個展の搬入時、ギャラリー店主岡本さんから
「角居さんな、警戒宣言延長になってもてな、
シュラシュシュシュの語源を調べてみました。
シュラシュシュシュって言葉は皆さんご存知ですよね?
♪金比羅船船 追手に帆かけて シュラシュシュシュ・・♪
ってあれです。
修羅ってもちろんもともと阿修羅のことなんだけど
大きい石やら丸太やら重いものを運ぶソリの名称でもあるんです。
多分そのソリを引っ張る労苦、戦いの毎日を
戦いの神である修羅となぞらえたんだろうと思いますが。
・・で、そのクッソ重い修羅(ソリ)もこんぴらさんの功徳を受け
追い風に乗って軽やかにシュラシュシュシュと進むと。
・・・なるほど、そういうことか・・・
修羅って名前で個展やって創作は戦いであるっていう表明は分かったと。
それでもひょうひょうと軽やかに作って見せんかい!!
・・とそういうことですね。
ものづくりは楽しい。
使う人のみになって工夫を凝らす。
たりない技術があれば身につくよう学ぶ。
小さな物ひとつ作るにも道具を一から作ることもある。
大変なことをしているという感覚はない。
大層なことをしているという思いもない。
砂遊びに夢中になる子供と同じだ。
母に頭を撫でられた時のように褒められたらなお嬉しい。
みんなにも楽しんでもらいたいなぁ。
そんでシュラシュシュシュと軽やかに楽しく
前が見えないくらいの雨が降りました。
梅雨ですねえ。
コロナ禍での避難というのはちょっと考えたくないですね。
雨の被害がないことを祈ります。
さて、ただいま神戸のギャラリー壺屋にて絶賛開催中の個展「修羅」
今週末で終わりを迎えます。
ちょっと距離もあり、県外に出かけるのをはばかられる昨今ですので
ギャラリーでお客様をお迎えすることができず残念ではありますが
見に来てくださった皆様、ありがとうございました。
この個展の搬入時、ギャラリー店主岡本さんから
「角居さんな、警戒宣言延長になってもてな、
角居さんの個展2ヶ月に延長しようかとおもてんねんけど、どやろ?」
と言われ、願ってもないことだと思い、喜んでオッケーしました。
と言われ、願ってもないことだと思い、喜んでオッケーしました。
「でな、後半の展覧会名、どうする?
修羅の後でシュラシュシュシュとかどや?」
・・・・????・・・
・・・・????・・・
お??・・・違う展覧会になるのか?
ひと月でなんとかなるのか?それは・・・・・??
まあそこそこ長いこと作家活動続けていますが
同会場2連発、違う内容の個展というのは経験がありません。
もひとつ言えば個展の準備期間がひと月無いっていうのも
多分やったことありません。
カフェの棚だけとか小さいところならまだしも
れっきとした工芸ギャラリー、取扱作家の面々もそうそうたる顔ぶれ
半端なものは出せません。
うつわもほぼほぼ今までの作品は見ていただいてるので
新作のみでの勝負。
・・・大丈夫か??・・それ・・
・・・大丈夫か??・・おれ・・
ひと月でなんとかなるのか?それは・・・・・??
まあそこそこ長いこと作家活動続けていますが
同会場2連発、違う内容の個展というのは経験がありません。
もひとつ言えば個展の準備期間がひと月無いっていうのも
多分やったことありません。
カフェの棚だけとか小さいところならまだしも
れっきとした工芸ギャラリー、取扱作家の面々もそうそうたる顔ぶれ
半端なものは出せません。
うつわもほぼほぼ今までの作品は見ていただいてるので
新作のみでの勝負。
・・・大丈夫か??・・それ・・
・・・大丈夫か??・・おれ・・
シュラシュシュシュの語源を調べてみました。
シュラシュシュシュって言葉は皆さんご存知ですよね?
♪金比羅船船 追手に帆かけて シュラシュシュシュ・・♪
ってあれです。
修羅ってもちろんもともと阿修羅のことなんだけど
大きい石やら丸太やら重いものを運ぶソリの名称でもあるんです。
多分そのソリを引っ張る労苦、戦いの毎日を
戦いの神である修羅となぞらえたんだろうと思いますが。
・・で、そのクッソ重い修羅(ソリ)もこんぴらさんの功徳を受け
追い風に乗って軽やかにシュラシュシュシュと進むと。
・・・なるほど、そういうことか・・・
修羅って名前で個展やって創作は戦いであるっていう表明は分かったと。
それでもひょうひょうと軽やかに作って見せんかい!!
・・とそういうことですね。
承知しました。やってみましょ!!
やれるとこまでやったろやないかい!!
今回は工芸ど真ん中の作品より、日用品 雑貨みたいなものを
メインに攻めてみます。
蚊取り線香立て(DMのもの、こんぴらさんの功徳を受けるべく船の形)やら
照明やら筆箱やら思いつくもの作っておりますが
なんせ24時間×1ヶ月弱という時間しかございませんので
どのくらいになりますか。
ちなみに今の僕に残された時間は24時間×1週間といったところ。
最後の追い込み頑張ります。
最後に今回もDMに記した言葉を載せておきます。
やれるとこまでやったろやないかい!!
今回は工芸ど真ん中の作品より、日用品 雑貨みたいなものを
メインに攻めてみます。
蚊取り線香立て(DMのもの、こんぴらさんの功徳を受けるべく船の形)やら
照明やら筆箱やら思いつくもの作っておりますが
なんせ24時間×1ヶ月弱という時間しかございませんので
どのくらいになりますか。
ちなみに今の僕に残された時間は24時間×1週間といったところ。
最後の追い込み頑張ります。
最後に今回もDMに記した言葉を載せておきます。
ものづくりは楽しい。
使う人のみになって工夫を凝らす。
たりない技術があれば身につくよう学ぶ。
小さな物ひとつ作るにも道具を一から作ることもある。
大変なことをしているという感覚はない。
大層なことをしているという思いもない。
砂遊びに夢中になる子供と同じだ。
母に頭を撫でられた時のように褒められたらなお嬉しい。
みんなにも楽しんでもらいたいなぁ。
そんでシュラシュシュシュと軽やかに楽しく
鼻歌なんぞ歌いながら作り続けたいなぁ。
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修羅 角居康宏個展 @ギャラリー壺屋 神戸
いやぁ、暑くなってきましたねえ。
それもそのはず、今日からもう6月。
お外はキラキラの陽射し。
しかし、僕の工房はまだ朝晩冷え込みが強く、
ストーブをつけたりしてます。
ストーブっていつ片付けるんだ?なんて思ってます。
全然片付かない工房の中で。
緊急事態宣言の延長に次ぐ延長で
皆様の中にも生活に混乱をきたしている方も多いでしょう。
僕も先日、大きな展示の企画が一つ中止となってしまいました。
しょうがないとはいえ、残念なことです。
さて、
神戸にあるギャラリー壺屋は僕にとってとても大切な場所。
転機となる機会をたくさん作ってくれました。
技術的にも乗り越えなければならない課題を見せてくれましたし、
それもそのはず、今日からもう6月。
お外はキラキラの陽射し。
しかし、僕の工房はまだ朝晩冷え込みが強く、
ストーブをつけたりしてます。
ストーブっていつ片付けるんだ?なんて思ってます。
全然片付かない工房の中で。
緊急事態宣言の延長に次ぐ延長で
皆様の中にも生活に混乱をきたしている方も多いでしょう。
僕も先日、大きな展示の企画が一つ中止となってしまいました。
しょうがないとはいえ、残念なことです。
さて、
神戸にあるギャラリー壺屋は僕にとってとても大切な場所。
転機となる機会をたくさん作ってくれました。
技術的にも乗り越えなければならない課題を見せてくれましたし、
作る姿勢についても襟をただす場面が何度もありました。
ある意味僕の指針となる場所です。
店主の岡本さんからは、以前から
「角居さんの美術の世界、見てみたいなぁ、うちで個展やらへんか?」
と言われてはいたのですが「機は熟した」というべきなのか
今回このギャラリー壺屋にて彫刻作品をメインにした個展を開くこととなりました。
畳敷きの和の空間、
そしてこのギャラリーの取り扱い作家の中で金属を扱う作り手は僕一人。
「角居康宏という作り手と出会わなければ金属を扱うことはなかっただろう」
ある意味僕の指針となる場所です。
店主の岡本さんからは、以前から
「角居さんの美術の世界、見てみたいなぁ、うちで個展やらへんか?」
と言われてはいたのですが「機は熟した」というべきなのか
今回このギャラリー壺屋にて彫刻作品をメインにした個展を開くこととなりました。
畳敷きの和の空間、
そしてこのギャラリーの取り扱い作家の中で金属を扱う作り手は僕一人。
「角居康宏という作り手と出会わなければ金属を扱うことはなかっただろう」
と店主に言われるほど異端である僕が工芸のギャラリーで彫刻を展示する。
これがどれほど異端であるかは想像に余りある。
だからこその楽しみがあるのです。
このギャラリーは楽しみより怖さが優先する場所です。
初めての個展でも、転機の一つとなった陶芸家 各務賢周氏との二人展でも
ブログには「怖い」という表現されています。
もちろん今回も怖い。
しかしなんでしょう、今回楽しみにしている自分がいるのです。
なるようになれというやけっぱちがないとは言えないのですが
工芸に取り組む自分と同様に真摯に美術に取り組む自分が
だからこその楽しみがあるのです。
このギャラリーは楽しみより怖さが優先する場所です。
初めての個展でも、転機の一つとなった陶芸家 各務賢周氏との二人展でも
ブログには「怖い」という表現されています。
もちろん今回も怖い。
しかしなんでしょう、今回楽しみにしている自分がいるのです。
なるようになれというやけっぱちがないとは言えないのですが
工芸に取り組む自分と同様に真摯に美術に取り組む自分が
これまで30年近く作り続けてきた世界観が
この場所でどういう風に受け入れてもらえるのか。
美しいものを作りたい。
しかし身のうちにあるものが美しい物でできているわけではない。
さらに作っている最中は客観視できない。
美しいものが作れる確証もなくもがく。
もがきながらその時美しいと信じているだけだ。
自分が欲する美しさが世に言う美しさと
隔たりがあることも知っている。
自分の美を世に問うてみたい衝動にもかられる。
作るとは葛藤そのものである。
迷い、苦しみ、悔やみ、怒る。
自分の不甲斐なさに。
自分の未熟さに。
自身の葛藤と闘い、乗り越えようともがく時
宮沢賢治の詩の一節が浮かぶ。
おれはひとりの修羅なのだ。
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角居康宏個展 修羅
6月5日(土)〜27日(日)
11:00am~6:00pm(最終日は4:00pmまで)
期間中の金・土・日
(週末のみの開廊となります。お気をつけください)
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6月5日(土)〜27日(日)
11:00am~6:00pm(最終日は4:00pmまで)
期間中の金・土・日
(週末のみの開廊となります。お気をつけください)
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