FC2ブログ

高天原

高鴨神社に程近く、少し斜面を登ったところ、
(歩くとだいぶかかるかもしれません。車で行きました。)
高天彦神社(たかまひこじんじゃ)にも行って参りました。
高鴨神社の鈴鹿宮司がここの宮司もしておられ、普段は無人かと思われます。

高天彦の名で想像する通り、その場所は高天原(たかまがはら)であるとされており
高天彦神社の主祭神は高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
万物生成の元になっている非常に抽象性の高い神様で、
神の中の神、普通の神と分ける為に別天津神(ことあまつかみ)と呼ばれる中心に位置する五柱の神のうちの一柱です。
先日、東京ギャラリー川船での個展で展開した作品群「神話の風景」の
一番ベースになっている「天地開闢(てんちかいびゃく)」に深く関わっている神様。
まさに天地開闢のその地に行ってきたのです。

新嘗祭の翌朝、鈴鹿宮司のお宅近く、葛城の地を一望する山の斜面で
宮司と二人、朝日の中あぜ道を散歩をしながらいろんな話を聞かせて頂きました。
その中で特に印象深かった、フランスの博物館の学芸員の方の話で
「世界中の文化は西側に山の斜面を背負い、朝日を迎えるようにして発祥しています。
それ以外はありえない。」というものがありました。
以前、諏訪の御劔神社の宮坂宮司にミシャグジ様の史跡を案内して頂いた時の言葉とまったく一緒でした。

人が意識を獲得し、社会生活を始め、信仰を持ち文化を創る。
僕の想像していた「はじまり」の根幹に、その原初の人達がみた風景に、
今自分が立っているのだと思うと、
そして、今自分の制作テーマの核になる部分に触れているのだと思うと
身震いする思いでした。

まだ、僕の中できちんと整理できてはいませんが
この旅での体験がこれからの制作に大きく関わっていくのだろうと思います。


20131124_105331_2



スポンサーサイト



テーマ : 神社
ジャンル : 学問・文化・芸術

高鴨神社 新嘗祭

奈良県、御所市(ごせし)
日本という国の起こりに非常に深く関わっているこの地に縁あって行って参りました。

目的の場所は“高鴨神社(たかかもじんじゃ)
全国鴨系神社総本宮。京都の上賀茂神社、下鴨神社のルーツにあたります。
少なくとも弥生中期(約三千年前)には祭祀をおこなっており、
この地にはさらにさかのぼって縄文晩期には文化があったとの事。
記紀によると「大御神(おおみかみ)」と名のつく神は三柱
天照大御神(あまてらすおおみかみ)、伊邪那岐大御神(いざなぎのおおみかみ)と
高鴨神社の主祭神、迦毛之大御神(かものおおみかみ)しかおられず、
「よみがえり」を司っているとか。
それを聞くだけでもルーツの古さ、神力の強さが想像できようというものです。

「カモ」は「カミ」の語源とも言われ、「カモす」という言葉から派生しており、
「カモす」とは『気』が派生した様を表す言葉で、
まさに高鴨神社は清浄な気で満たされているような気配を感じる場所でした。
境内に入ってからずっと背中の産毛が泡立つような感覚がありました。

その高鴨神社の宮司、鈴鹿義胤さんとは一昨年、名古屋の日本料理店出雲
での古事記の勉強会でお目にかかり、
その語り口、膨大な知識、深い洞察力に圧倒され、魅了されてきたのですが、
今回、新嘗祭に声をかけて頂き、
いろんな予定をやりくりしつつ、11月23日勤労感謝の日に奈良、葛城の地に行ってきたという訳です。
(ちなみに勤労感謝の日は新嘗祭を執り行う日という意味で、固定休日なのですよ。)

日本人にとってまさにルーツの中のルーツといった場所で、
そのルーツに関わる祭りを体験してきた訳です。

その後、直会(なおらい)にも参加させて頂き、
瓶子(へいし)から注がれ、カワラケのうつわで受ける白酒と、新米のごはんを
折敷(おしき)のうえでいただく
まさに古代にさかのぼり、神とともにある時間を過ごさせて頂いたのでした。

20131123_131234


20131123_154626



テーマ : 神社
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
10 | 2013/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR