フランシス・ベーコン展
会期終了ギリギリになりましたが、行ってまいりました。
フランシス・ベーコン展
ずーっと気になってたので行けてよかった。
フランシス・ベーコンは「大好き」という人と「大嫌い」という人と
極端に分かれる気がします。
中途半端に見ることを許さない。
「ふーん、そうなんだー。」という感想を許さない。
そんな感じがします。
歪む顔、叫び声、融けていく肉、血、崩れた形、不協和音・・・
人が生きていく中でなるべくなら遠ざけたい状況、感覚を
徹底して表現していく。
実際それはどこかにある架空の世界ではなく
自分自身の心の奥のドロドロしたもの、
人間として生きていく以上どうしようもなく内包している
生臭い本能から派生する欲望
これは自分の一部だと無自覚なまま過ごして来た
その感覚を目の前に突きつけられるのだから
やはり中途半端に見ることは許されないのです。
とっても見たかった絵何点かが来てなくてザンネンではあったけれど
久々に充実の展覧会を見た感じがしました。
これから豊田美術館に会場が移ります。
興味がありましたらぜひどうぞ。

フランシス・ベーコン展
ずーっと気になってたので行けてよかった。
フランシス・ベーコンは「大好き」という人と「大嫌い」という人と
極端に分かれる気がします。
中途半端に見ることを許さない。
「ふーん、そうなんだー。」という感想を許さない。
そんな感じがします。
歪む顔、叫び声、融けていく肉、血、崩れた形、不協和音・・・
人が生きていく中でなるべくなら遠ざけたい状況、感覚を
徹底して表現していく。
実際それはどこかにある架空の世界ではなく
自分自身の心の奥のドロドロしたもの、
人間として生きていく以上どうしようもなく内包している
生臭い本能から派生する欲望
これは自分の一部だと無自覚なまま過ごして来た
その感覚を目の前に突きつけられるのだから
やはり中途半端に見ることは許されないのです。
とっても見たかった絵何点かが来てなくてザンネンではあったけれど
久々に充実の展覧会を見た感じがしました。
これから豊田美術館に会場が移ります。
興味がありましたらぜひどうぞ。

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ワインと器
以前、4月6日の記事、
取材
にて、最後の一文でちょっと匂わせたこと書きました。
「実は、もう一つ取材を受けたのですが、
それはのちほど紹介いたしますね。」ってね。
で、それが出来たようですのでご紹介させてくださいな。
web上の「NAGANO WINE オフィシャルホームページ」内の
「ワインと器」
ワイングラスはそんなにたくさん作ったことはないのです。
しかし、錫のうつわで飲むワインは美味しくなると
知人のソムリエのお墨付き。
インタビュアーが知人だったこともあり、そんなこんなの話を
ダラダラとしていたのですが、
こんなにきれいな誌面でまとめてくださいました。
きりりと冷えた辛めの白ワイン、これで飲むと
いいと思うんだよなあ。
しかし、これ白のカタチじゃないからもう一工夫いりますね。
今後の課題もいただいたような気がします。
ありがたいことです。また仕事が広がります。

取材
にて、最後の一文でちょっと匂わせたこと書きました。
「実は、もう一つ取材を受けたのですが、
それはのちほど紹介いたしますね。」ってね。
で、それが出来たようですのでご紹介させてくださいな。
web上の「NAGANO WINE オフィシャルホームページ」内の
「ワインと器」
ワイングラスはそんなにたくさん作ったことはないのです。
しかし、錫のうつわで飲むワインは美味しくなると
知人のソムリエのお墨付き。
インタビュアーが知人だったこともあり、そんなこんなの話を
ダラダラとしていたのですが、
こんなにきれいな誌面でまとめてくださいました。
きりりと冷えた辛めの白ワイン、これで飲むと
いいと思うんだよなあ。
しかし、これ白のカタチじゃないからもう一工夫いりますね。
今後の課題もいただいたような気がします。
ありがたいことです。また仕事が広がります。

鴨居玲から
先日、信濃美術館での企画展
「ひろしま美術館コレクション〜印象派の巨匠達とピカソ〜」展
を見て来て以来、小さな絵画の一枚が頭から離れない。
いや正確に言うとその一枚を見たことで引き出されたその人の作品群が頭から離れない。
印象派の巨匠でもピカソでもなく、
母校の先輩にあたる人なのだが・・・。
鴨居玲(1928〜1985)

学生時代に石川県立美術館で大きな回顧展があり、
それを見た衝撃を思い出した。
あのころ、美術なんてホントに何も知らなくて(今も知らないけど)
まわりには小さいころから美術の道をめざしていたヤツらがいて
その頃の僕から見ると才能にあふれた友人達がいて
ほんとに美術のなんたるか、何故作らねばならないか
自分はなにを作るのか、作りたいのか、まったくわからなくて・・・。
あの頃見た衝撃はもちろんその鴨居玲の絵の才能に対してということもあるが
その破滅へと向かう世界観ではなかっただろうか。
内側に孕む狂気、襲いかかる孤独、死への渇望、生き続けることの恐怖
そしてそれらすべてをどうしようもなく求めてしまう欲情に近い感覚
いまでこそなんとか言葉に多少は置き換えることができる。
その破滅へと向かう世界観にシンクロしてしまう自分の存在を肯定できる。
作るということが破滅へと導くこともあるのだと理解できる。
あのころはただモヤモヤしていた。
想いの吐き出し方がわからなくて、もどかしくて苦しかった。
今、自分の作るべき物が目の前にあり、作りたいものが少し前に見えている。
モヤモヤしていたものはあるエッジを持って形作られている。
僕の作るものは僕を破滅へとは導かないだろう。
しかしその世界を憧れてしまう抗いがたい欲望というものも実感できる。
「ひろしま美術館コレクション〜印象派の巨匠達とピカソ〜」展
を見て来て以来、小さな絵画の一枚が頭から離れない。
いや正確に言うとその一枚を見たことで引き出されたその人の作品群が頭から離れない。
印象派の巨匠でもピカソでもなく、
母校の先輩にあたる人なのだが・・・。
鴨居玲(1928〜1985)

学生時代に石川県立美術館で大きな回顧展があり、
それを見た衝撃を思い出した。
あのころ、美術なんてホントに何も知らなくて(今も知らないけど)
まわりには小さいころから美術の道をめざしていたヤツらがいて
その頃の僕から見ると才能にあふれた友人達がいて
ほんとに美術のなんたるか、何故作らねばならないか
自分はなにを作るのか、作りたいのか、まったくわからなくて・・・。
あの頃見た衝撃はもちろんその鴨居玲の絵の才能に対してということもあるが
その破滅へと向かう世界観ではなかっただろうか。
内側に孕む狂気、襲いかかる孤独、死への渇望、生き続けることの恐怖
そしてそれらすべてをどうしようもなく求めてしまう欲情に近い感覚
いまでこそなんとか言葉に多少は置き換えることができる。
その破滅へと向かう世界観にシンクロしてしまう自分の存在を肯定できる。
作るということが破滅へと導くこともあるのだと理解できる。
あのころはただモヤモヤしていた。
想いの吐き出し方がわからなくて、もどかしくて苦しかった。
今、自分の作るべき物が目の前にあり、作りたいものが少し前に見えている。
モヤモヤしていたものはあるエッジを持って形作られている。
僕の作るものは僕を破滅へとは導かないだろう。
しかしその世界を憧れてしまう抗いがたい欲望というものも実感できる。
YouTube: 鴨居 玲とKeith Jarrett_I Loves You, Porgy
イニツィア・ラ・クチーナ
長野駅に程近く徒歩でわずか5分足らず、トヨタプリズムビルの中にその店はあります。
”イニツィア・ラ・クチーナ"
「初めの台所」という意味だそうな。
昨年お話をいただいて、秋に納品させて頂いたのです。
フォークレストとおしぼりトレー。
ですのでとっくにモノも納まって営業も始まっていたのです。
とっとと行けばよかったのだけれど、何だか行くきっかけを失ってしまい
いままで行かずにおりました。
いつかアップするときのためにと思い、
きちんと写真も撮っておいてあるのに。


ようやく・・・先日ようやく行きました。
この店舗を設計した建築家・宮本 圭氏と、
それからコンセプトワークを担当し宮本さんとともに、
僕のモノをプッシュしてくれた山口美緒さん、
さらに友人二人となぜか娘という構成で。
おいしい料理、うまい酒、ゆったりとくつろげる空間、気のおけない仲間。
しあわせを感じる条件をすべて満たし、さらにそこに自分の作った作品がある。
何とも充実した夜でありました。
しかし宮本氏の心憎いまでの空間構成。
ごくごく細部にまで緻密に計算された処理
ゆったりと落ち着ける時間
話が弾む秘密はここにもあったのです。
内部の写真がない訳では無いけれど
ヘタな写真ではまるでつたわりません。
是非機会をみつけて足を運んで頂けたらと思います。
もちろん、僕のフォークレストとおしぼりトレーもお出ましをおまちしておりますよ。

”イニツィア・ラ・クチーナ"
「初めの台所」という意味だそうな。
昨年お話をいただいて、秋に納品させて頂いたのです。
フォークレストとおしぼりトレー。
ですのでとっくにモノも納まって営業も始まっていたのです。
とっとと行けばよかったのだけれど、何だか行くきっかけを失ってしまい
いままで行かずにおりました。
いつかアップするときのためにと思い、
きちんと写真も撮っておいてあるのに。


ようやく・・・先日ようやく行きました。
この店舗を設計した建築家・宮本 圭氏と、
それからコンセプトワークを担当し宮本さんとともに、
僕のモノをプッシュしてくれた山口美緒さん、
さらに友人二人となぜか娘という構成で。
おいしい料理、うまい酒、ゆったりとくつろげる空間、気のおけない仲間。
しあわせを感じる条件をすべて満たし、さらにそこに自分の作った作品がある。
何とも充実した夜でありました。
しかし宮本氏の心憎いまでの空間構成。
ごくごく細部にまで緻密に計算された処理
ゆったりと落ち着ける時間
話が弾む秘密はここにもあったのです。
内部の写真がない訳では無いけれど
ヘタな写真ではまるでつたわりません。
是非機会をみつけて足を運んで頂けたらと思います。
もちろん、僕のフォークレストとおしぼりトレーもお出ましをおまちしておりますよ。

善光寺花回廊
ゴールデンウイークまっただ中ですね。
5月3,4,5日、長野市中央通りにて善光寺花回廊が行われています。
今年はアートエリアを充実させ、
アーティストが公開制作にて作品を作るというイベントがあり、
そのうちの一人に選ばれました。
やる以上は精一杯!しかし金属で作ると思いし危ないし、、、。
で、昨年権堂七夕祭りでも使った竹を素材にして制作致しました。
長さ18メートル、高さ3メートル、幅3メートルの竹のトンネルです。
結構巨大です。
もちろん一人でという訳にも行かず、
ボランティアスタッフ2人に手伝ってもらいながらの制作でした。
しかしまあ、本当に良い方に手伝って頂き、
素晴らしい出来のトンネルが非常にスムーズに出来上がりました。
関川さん、小林さん、心より感謝致します。
花回廊は明日、明後日と続きます。
お時間のある方、是非是非お越し下さい!!

5月3,4,5日、長野市中央通りにて善光寺花回廊が行われています。
今年はアートエリアを充実させ、
アーティストが公開制作にて作品を作るというイベントがあり、
そのうちの一人に選ばれました。
やる以上は精一杯!しかし金属で作ると思いし危ないし、、、。
で、昨年権堂七夕祭りでも使った竹を素材にして制作致しました。
長さ18メートル、高さ3メートル、幅3メートルの竹のトンネルです。
結構巨大です。
もちろん一人でという訳にも行かず、
ボランティアスタッフ2人に手伝ってもらいながらの制作でした。
しかしまあ、本当に良い方に手伝って頂き、
素晴らしい出来のトンネルが非常にスムーズに出来上がりました。
関川さん、小林さん、心より感謝致します。
花回廊は明日、明後日と続きます。
お時間のある方、是非是非お越し下さい!!

テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術