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SUPERJAZZ in NAGANO

いやぁ、濃厚な週末を送ってしまいました。
楽しかったなあ、サイコーだった。シアワセ!

どう言っていいんだろう?
誠実に、真正面から生に向き合っている強さ。
それゆえの優しさ。
三人が三人ともそれがにじみ出ている人柄なのでした。

SUPERJAZZ in NAGANO
山下洋輔、坂田明、林英哲

このために結成されたトリオ。
どうですか。この名前の並び見ただけでワクワクしませんか。

なんと運の良いことに前夜祭から参加させていただくことになり、
これまたなんと山下さん、坂田さんの間の席に。
これまた話題の豊富な方々だもんだから
次から次から楽しい話が・・
まぁ、大爆笑の渦のど真ん中で酒を飲むという
なんともはや贅沢な飲み会でございました。

さてコンサート、
しょっぱなの曲から英哲さんの息をつかせぬ乱打、
坂田さんの空気を切り裂く血しぶきが上がるようなサックス。
直接心臓を鷲掴みされているような感覚
両手を握りしめ、身震いがずっとおさまらない。
なんだこれ。

二曲めから御大、山下さん登場
英哲さんに劣らない激しい連打、肘。
かと思うとメロディアスなバラード。

三人合わせて200歳超えだそうな。
最年少の英哲さんでも還暦オーバー(驚)
トークでも「最年少だから肉体労働しなきゃなんない(笑)」
って言ってたけど後で個別にあった時、
両腕にアイシングしながら
「お二人優しいから好き勝手にやらせてくれるんだけどさ。
それ案外しんどいんだよね」って笑ってました。

激しさもあり、メローもあり、
三人三様のユーモアで笑いの絶えないトークあり
お互いの突き抜けた力量の絶対的信頼感。
そのゆるがなさゆえの強さ、優しさ、ユーモア。
お一人お一人と話していても素晴らしく優しい語り口
人としての力をまざまざと感じました。

お酒の席で坂田さんが
「人間として死にたいんだよね。音楽もミジンコも『やってる』ってだけで。
最終到達点は『人間』」っておっしゃってたのが耳から離れません。
珠玉の言葉たちは今後、ふとした瞬間に反芻するに違いないと思っています。

写真は長野駅でお見送りした時のもの。
英哲さんは違う時間での移動となりましたので
写真撮れませんでしたが
ホント、夢のような時間でした。

ありがとうございました。

山下洋輔氏坂田明氏と 2016superjazz.jpg 

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ギターのピアソラ

下記にピアニスト赤松林太郎氏の演奏でピアソラ聞いて頂きましたが、
かなりたくさんの方がピアソラを取り上げておられます。
有名なところではヨー・ヨー・マでしょうか?
日本の小松亮太さんは日本におけるタンゴの伝道師ですが、
たくさんのピアソラの曲を紹介しておられますね。
没後20年という事でこれから取り上げられる機会も増えて行くのではないでしょうか?

ここでは、ギターのピアソラをご紹介
セルジオ・アサドとオダイル・アサドのアサド兄弟。
アルゼンチンの隣の国、ブラジルのギタリストです。
ピアソラの強烈な狂気をふわっと包んで
それでも毒を残しているような演奏だと思います。

テーマ : ギター
ジャンル : 音楽

ピアソラのための音楽祭@天真庵

昨日(6月3日)東京、押上にあるカフェ天真庵http://tenshinan.jp/にて
ピアソラのための音楽祭
 ーピアソラ没後20年×天真庵ー 〜東京スカイツリー開業を祝して〜
と題されたライブがあった。

天真庵は入口扉の取っ手を作ったり、いろいろ道具類も作らせて頂いている
僕にとって大切な場所。
ピアニストの赤松林太郎氏はそこで知り合った知己の仲。
演目であるピアソラはこの10年間ひたすらに聞き続けている
もはや好きという領域を越えて僕の一部となっている感のある
作曲家、バンドネオン奏者。

納期せまっているものもあるが、ここはがんばって行ってこよう!
という訳で日帰り弾丸ツアーで聞きに行って参りました。
やはり、生の音はすばらしい。
赤松氏は言葉での表現も長けており、
演奏の間の、曲やピアソラについての解説も秀逸でした。
天真庵での動画はありませんが墨田トリフォニーホールでの演奏の模様をどうぞ。


エスクアロ(鮫)
作:アストル・ピアソラ 編曲:山本恭子 演奏:赤松林太郎




YouTube: PIAZZOLLA=YAMAMOTO - Escualo (Rintaro AKAMATSU, pf)





テーマ : ピアノ
ジャンル : 音楽

ライブ

いろんな人とのつながりがあり、
思ってもみない事や人が必然性を帯びて来てめぐりあう。
このところそういう事がつづく。

昨日はライブに行った。といってもライブハウスは歩いて1分ほどのところ。
「友部正人とタテタカコ」

ライブは今までそんなに縁がなかったし、
民族音楽系のものしかほとんど行った事が無かったから
むしろこういうのを聞く方が僕としては珍しいのですが・・・

よかったです。
なんだろう?切るとちゃんと血が出るんですっていう感じがする歌声。
よくわかんないな。

タテさんは繊細で、苦痛をともなって自己の内面を見つめていて
なんだか血だらけなんだけどそれをさらけ出さなきゃ行けない必要が彼女の中にあって
歌によってしか昇華できないという感じがした。

友部さんは内省的でシンプルで
沢山の語彙から最小限の言葉を用いて
何かそれは表現というより確認。
ひとつひとつの感情を丁寧に情景描写によって確認していくと言う感じ。

こういうのってうまく伝えられる気がしないのでかんべん。

ともあれ、こういう導きに感謝。



Neon044



テーマ : LIVE、イベント
ジャンル : 音楽

MPB

名古屋から帰ってきて展示の写真をアップするまでは特筆することもないので、
ピアソラの回で言ってたブラジルのポップス『MPB』の紹介。
っつっても凄くいろいろあるので、
僕が今年の夏ずっとハマってたセウ・ジョルジとアナ・カロリーナの曲を。
歌唱力、演奏力、声質、どれも素晴らしいと思うんですけど。
アナ・カロリーナなんてあんなにきれいな顔してるのにその太い声なに?とか思っちゃいますよね。

おためしあれ。

テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

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