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KOGEI Art Fair Kanazawa 2023

前回、個展『真夜中のスタヂオ』の告知した時は
「まぁ、これで今年の展示の案内はこれが最後かな?」と思ってました。
「いや〜、今年も頑張った!」なんて振り返る気分になって
あとはオーダーやりつつ・・とか。
全然でした。
今回の告知含めてあと3つくらいやる必要あるのかな?
いやぁ、間に合ってない・・

告知するとはいえ、これを書いている今日から3日間のイベント。
おせえよ・・・・
参加するイベントは「KOGEI Art Fair Kanazawa 2023
場所は金沢駅、ハイアット セントリック カナザワ
2020年、コロナの逆風の中オープンしたホテル。
このホテル、工芸都市金沢をアピールのために館内に
たくさんのアートピースが飾られています。
・・・のはず、見に行ってないからしらんけど。
実はオープン当初より、僕の作品も展示されているのです。
その時ブログにも書きました。こちらです。

館内に継続展示されているはずの竹のシルエットのどでかい注器
今回も竹の煎茶入れが出品されており、
なんかシンクロしてて面白い。
KOGEI Art Fair Kanazawa 2023 2
わかりますか?左の列の真ん中。
エントリーはお馴染み先日も個展させていただいた白白庵より。

納品はしたもののまだ一回もホテルに足を踏み入れてないし
こんなことでもないとハイアットなんて行く機会もないので
行ってみてこようと思います。2日の午後あたりホテル内をさまよっております。
っつか勉強か。勉強しに行ってくる。
たくさんの工芸作家が先鋭的な表現で参加している催しなんだもの。
あぁ、うろつきながら「ぐはぁ・・」とか「あひぇ〜・・」とか呟いてる
自分が想像できるなあ。

KOGEI Art Fair Kanazawa 2023KOGEI Art Fair Kanazawa 2023 1




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真夜中のスタヂオ 金工 角居康宏展 @白白庵

前回書いたときは「あぢーあぢー」って言ってたのに
今は「さみーさみー」思いながらPCに向かってます。
季節の移ろいは早いもんです。今年は特にかな?

前回の告知通り個展のご案内。
場所はお馴染み、南青山 白白庵(パクパクアン)
2020年 before dawn
2022年 るつぼ
と、毎年この時期に個展をさせていただいて今回4回目。
今回、『真夜中のスタヂオ』という展覧会名をいただきました。
2年前の個展、真夜中の工作室 からタイトルを引き継いだ格好ですね。

スタヂオのヂがいい。
なんか片田舎の写真館、奥から爺さんが出てくるような。
頼りなげな、でもどこか安心感もあって
頼んだら大判カメラでバシッと決めてくれる。そんなイメージです。
もちろんフィルムカメラですよ。爺さんはアナログなんです。

真夜中の工作室では「ミッドナイトラブレターエフェクト」なる用語を
発明したわけですが、あいも変わらず真夜中の制作タイム、
厨二病的創造生活を続けております。

ずっと悩んでいたことがありました。
「再制作不可能なものを作りたい。」ということ。
鋳物ではやっていたんです。ずっと。
原型を作らないという方法で地面や木を型にして制作しているので
同じものは二度と作れない。
さて、鍛金ではどうやってやればいいのかしら?って。
いつも最初に形をイメージし、サイズを決め、型紙を作り、
試作とも本番ともいえぬ状態で制作を始め、都度修正しながら
完成まで持っていってその型紙を保存して次回の制作に備える
という方法をとっているのですが、
そうすると必ず再制作できるという結果が必ずもたらされてしまうのです。
鋳物では「いや、これ二度と作れないですよ」って自慢げに言ってたのに
鍛金では出来ていない。唯一無二と言えるものの制作ができないわけです。
制作の振り幅を広げたいという欲求もリミッターが効いてしまうというか・・・

今回、それに突破口が見えた気がします。
型紙の作れない状態にするため、
陶芸の手捻りのように紐を積んでいくやり方で
帯板を螺旋に積んでいって形を作り、槌で叩いて慣らしていく方法。
型紙を用いる方法とは違った柔らかい曲面で出来上がったその形は
間違いなく僕から出てきたものであるのに僕からスッと離れている
不思議な感覚を覚えました。
今後の制作にも影響を与えるであろう手法が生まれ出てくれたことに
喜びを覚えつつ、ギャラリーに作品を送るとこんな壮大なDMを作ってくださいました。

ここは真夜中の秘密基地
少年のような大人に許される
至福の時間。

夜空を背景に見上げるような器は
まさにその手法をとった第一号です。
僕の至福の時間を石橋さん(白白庵オーナー)みてたのかしら?

デジタルとアナログの違いでよく聞く話ですが
デジタルはコピー(再現)が可能だとか
アナログは連続性があるとか。
再現不可能を求め螺旋(連続性)で制作した僕も
やっぱりアナログなんだなあ。

金工 角居康宏展
真夜中のスタヂオ

白白庵(パクパクアン)
11/11〜11/19(火・水・木 定休)
11:00am〜7:00pm

オンライン開催
www.pakupakuan.shop

真夜中のスタヂオ_DMオモテ
真夜中のスタヂオ_DMウラ

会期中イベントも開催。
もちろん僕もおりますよ。
真夜中のスタヂオ_イベントチラシオモテ真夜中のスタヂオ_イベントチラシウラ 


おフランス行ってきます。

訳あって今ベトナムはホーチミンにいます。
て言ってもトランジットなので空港の中にずっといるもんだから
ホーチミンの市街地とか全然回れないんだけども。
でも空港内でフォー食べました。備え付けの青唐辛子齧って
あまりの辛さに「フォーーー!!」て言いそうになったけど我慢した。
でも美味しかった。フォー自体は優しいお味。
あー、トランジットのくだりでブログ埋まっちゃう。いかんいかん。

久しぶりの海外渡航です。
期限が切れてはーるか経ったパスポートを新調しました。
行き先はおフランス。国名で唯一『お』をつけても良い国。
おそ松くんに出てくるイヤミが自慢するためにできた
言葉でした。僕も今月末には帰国するのでそしたら
「シェー!!ミーはおフランス帰りザーマスのよっ!!」
って自慢してあげますね。

話は3年前に遡ります。中条に居を移すころ。
友人の紹介のおかげで南仏の都市アヴィニョンの近くにある
アーティストインレジデンスの機関『E22』(エシャンジャー22)
と繋がることができました。わが「中条アートロケーション《場》」も
アーティストインレジデンスができるようにと考えていたこともあり
提携してくださるというありがたい申し出。
代表のセシルさんはすぐ中条に来てくれて
「これから」というころにコロナ。どっぷり。
ようやく落ち着きを見せたこのタイミングでぜひ。
という流れなのでした。
なんせ金属やってるってなると道具も多いので
何ができるのかわからないんだけども。
でも近くの鋳造スタジオを構えるアーティストが
仕事場を開放してくれるとのことでめちゃ楽しみなのです。
前回のブログでもいったように何かを変えるのは作品が変わるチャンス。
状況が変わり、道具が変わる。なんともはやゾクゾクします。
フランスの作家とのコラボはあるんだろうか。
とにかくやれることやってきます。

今回、強力なサポートがついています。
娘がパリに住んでいるのです。
そんな都合いいことあるかぁ?ってぐらいに都合いい設定。
チケット取ったり日程の調整してくれたりおすすめアプリ教えてくれたり
なんせ娘は一人旅プロフェッショナル。もう甘えるしかないもんね。
通訳もおまかせ。
いや、旅の半分以上は一人旅みたいなもんなんだった。自分でなんとかしよう。
でもコーディネートしてくれるだけでもなんと心強いことか。

現地の制作時間は2週間。
昨年末、母校金沢美術工芸大学で1週間で道具作りから鋳造まで
やったからなんらかの結果は出してきたいと思います。
Facebookやインスタグラムで経過の報告はしていきますが
ご期待ください。がんばりますぞ!!

ホーチミン タン・ソン・ニャット空港






角居康宏個展 るつぼ @白白庵

何かが切り替わるタイミングってこういうものなのかもしれない。
僕自身の何がどう切り替わるのかはわからないけれど
なんか不思議な運命みたいなものを感じつつはある。
どうなるのかな?

先日、このブログでお話ししたように母校、金沢美術工芸大学にて
1週間講義してまいりまして、なんとか正味5日間で
道具制作→型制作→鋳造→仕上げ(仮)
という日程をこなしてきました。面白かった。
学校の設備のほとんどを使わない鋳造に
鋳金部屋で講師をしている後輩が
「これで鋳金から逃げられなくなったのはある意味怖い」
と言っていたのが印象的でした。

実はこの校舎での講義は最後になります。
来年以降もできるかどうかは美大鋳金の上田先生に
お任せすることとなるのですが、来年以降もやるとなったとしても
来年夏頃だったかな?には美大自体が新校舎に移動することになるため
この場所でやることはなくなります。
この場所は僕が大学の2回目の4年生の時に移動してきました。
最初の4年生の時は休学してケニアに半年行っておりましたので2回目。
大量の砂を土嚢に詰めて旧工場棟から真新しい校舎に運び込んだ
スタートを知ってる身としてはちょっと感慨深いものがあります。

先日恩師の訃報が届きました。
美大鋳金の関源司先生。
かっこよくてチャーミングな先生でした。大好きでした。
あの先生に学べてとても幸せだったと思います。
当時、学内でも喫煙が可能で先生はいつも吸い終えたタバコを
炉の中に放り込んでそれが鋳造のタイミングだったように記憶しています。
「角居、俺が何吸ってるか知ってるか?キャスターだ!」
(キャスターには鋳物師という意味があります)
とニカッと笑う顔を思い出しながら通夜に参列してまいりました。

3年前に母を亡くし、それから立て続けに
学生時代担任でありその後もお世話になり続け
のちに美大学長となった久世建二先生を亡くし、
卒業してから居候をし、父と慕い、今の生き方を決めるに至る
陶芸家 鯉江良二氏を亡くしました。

「作る」という今の僕の人生を決めてくださった人たちが
これで一人もいなくなったという感慨に襲われています。
それと前後してこんな僕が学生に1週間とはいえ教えるという立場。
これからも一作り手として生きていくのですが
何かバトンを手渡されたような不思議な感覚があります。

そしてこのタイミングでの個展のタイトルが「るつぼ」
金属を融かす容れ物であり、
また「人種のるつぼ」という言葉で表されている通り
多種多様なものが混在していることを示す言葉でもあります。

青年期以降るつぼに関わって生きてきました。
金属に関わって生きてきました。
ものづくりを教えてくれた人はいなくなったけれど
これからも僕はこの生き方を続けていくのでしょう。

学生時代鋳金を学び、鉄工所で働き溶接を覚え
独立して鍛金を独学でやり始めました。
そんな金属の多種多様な技法も全部盛り込んで
作品を作りました。

決意を新たにするのに
こんなにぴったりしたタイトルはないのではないかと思っています。

何が切り替わるかわかりません。
でもその何かが本当になるならリスタートが切られている気がします。
本当にするかどうかはこれからの僕次第。

ある意味そんなきっかけの展覧会「るつぼ」
オンラインがメインの展示です。
よかったらご覧くださいね。

26日には南青山ハッピーアワーと称して
トークショーも開催します。
トークショーと言いながら
オンライン飲み会になるのではないかと危惧しておりますが。
酒数寄者、たつにいこと佐々木達郎氏とともに
午後5時から開催。

角居康宏 個展 る つ ぼ
白白庵
ギャラリー開催
11月26日(土)、27日(日)、  12月3日(土)、4日(日)
(11月28日(月)、12月2日(金)は事前予約で来場可能)
オンライン開催
11月27日午後5時〜12月4日(午後7時)
www.pakupakuan.shop

角居康宏個展 2022 るつぼ角居康宏個展 2022 るつぼ 1








煎茶上等 New Normal at 白白庵

2017年 煎茶上等
・・・・デデデッデデッ(効果音です)・・・・

2019年 煎茶上等リターンズ
・・・・デデデッデデッ(効果音です)・・・・

そして今年
2021年 煎茶上等 New Normal
・・・・デデデッデデッ(効果音です)・・・・

「なんやアンちゃん、やんのかゴルァ!こちとら煎茶上等!
その口かっぴらいてうまい煎茶飲ましてやるわ ゴルァ!!
こっちにゃ売茶翁が控えとるんじゃあ!!」

とまあ、煎茶上等も3作目と相成ったわけです。
おめでとうございます。

前々作で白白庵主人 石橋がお奉行様に
袖の下で高価な茶器の一揃えを渡し、
前作ではそれを万家(千家ではない)に見咎められ
あわやというハラハラの展開!
手に汗握るエンディングでした。
(このくだりわかんないと思うので「煎茶上等リターンズ」
読んでください。バカっぽいので読まなきゃよかったと思うはず)
今回コロナという強敵の出現で世界が変わるという大展開
生活の変化を余儀無くされるわけですが
そこで煎茶の殺菌力が威力を発揮。
カテキンパワーでコロナを抑え込むという大技を繰り出します。
かの総理大臣は「新しい判断」と言いつつ前言撤回してしまいましたが
煎茶は元から持ってた力で「新しい常態」、New Normalを築くわけですが
どうエンディングへ持っていくのか!!

あれ?どこまでウソかわかんなくなってきちゃったな。
現実がウソかマコトかわかんない感じになってきちゃってるからな。

煎茶のカテキンパワーは信じても良さそうです。
「なんやアンちゃん、やんのかゴルァ!こちとら煎茶上等!
その口かっぴらいてうまい煎茶飲ましてやるわ ゴルァ!!
コロナに負けん体つくっちゃるわぁ!!」
ってなわけでお茶飲んで元気になっちゃいましょう!
素敵な道具はこちらから!
煎茶上等 New Normal

煎茶上等new normal


プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

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