KOGEI Art Fair Kanazawa 2017

いよいよ冬がやってきますね。
長野で初雪が降り、寒さも日増しに厳しくなっている感じがします。
ただいま開催中の個展会場である高遠に週に一度くらいのペースで通っていますが
道中きれいな色を見せてくれていた紅葉もすっかり冬の姿に
変わってしまいました。

その 信州高遠美術館 角居康宏展 はじまりのかたち
好評のうちにはや会期の半分を過ぎてしまいました。
先日はビオラ奏者、般若佳子氏を迎えてのギャラリートーク&ナイトギャラリーも
無事終えることができました。
般若氏には作品を見ながら、歩きながらその作品から得たインスピレーションで
即興演奏していただいたのですが、お客さんが帰られてからもしばらく演奏は続き
僕は一人そのメロディを自分の作品が並ぶ美術館で堪能する幸運に恵まれました。
いや、素晴らしかった。今後音と美術についてもっと考えてみたいと思います。

さて、次の展示についてのおしらせです。
って、今日から。お知らせ遅くね?ほんっと申し訳ない。

今日から3日間、11月24日~26日
金沢にてKOGEI Art Fair Kanazawa 2017 が行われます。
文字通り、工芸に特化したアートフェア。さすが工芸王国 金沢。
僕は金沢に生まれ育ったのですがずいぶん様子が変わってきてますね。
特に新幹線が通ってから華やかさが増した感じがします。

エントリーは、いつもながらおせわになっている
東京、青山のギャラリー 白白庵より
メンバーはこれまた白白庵がかかえるスターがそろっているラインナップ。
その一角に入れていただきました。ありがたい。
皆いい仕事する仲間ですが、会って話すと楽しい奴らばかり。
人生を楽しんでるからこそ出てくる表現なのかもしれません。
僕は所用のため伺えませんがぜひたくさんの作家の今を切り取る表現を見に
足を運んでいただきたいと思います。
今日はプレスや招待者限定ですが、土曜日曜と一般公開となります。

KOGEI Art Fair Kanazawa 2017
会期:11月24日、25日、26日(24日はプレス、招待者限定)
場所: KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELSー
入場料:1000円

KOGEI Art Fair Kanazawaオモテ KOGEI Art Fair Kanazawaウラ

スポンサーサイト

数学の演奏会 森田真生さん

こんなにエキサイティングな講演会を聞いたことがあっただろうか?
淀みなく出てくる名称と年号 数学の歴史、小学生でもわかる言葉、湧き出すイメージ。
あれはなんだったのだろう・・・

10月28日、『数学の演奏会』と題した講演会に参加させていただいた。
講師は森田真生さん、独立研究者。
大学に属さずに数学の講演と研究、執筆をしている・・らしい。
「演奏会」と題しているのは音楽を聴くように、数学も楽しんでほしい
との思いからのようだ。

いや、こんなん楽しいに決まってんじゃんかよー。ておもた。
このまま終わらなければいいと思った。
こんなことなかった。今まで。
そのくらい興奮した。脳みそぐるぐる回った。
虚数の感覚が全然わかんなかったのにわずか5分ほどでしっくりきた。
あれは見事なエンターテイメントだった。

速攻で森田さん『数学する身体』をポチった。
話の中で出てきた鈴木健さんの『なめらかな社会とその敵』も一緒に買った。
帰宅して昔買ったnewtonの「ゼロと無限の科学」ムックを開いた。
ザンネン、「虚数」の特集は娘にあげたんだっけか?読みたいなー。
いっぺん読んだけど、岡潔も読み返してみようかなぁ。
芸術の秋 食欲の秋 は普通だけど今年の秋から「数学の秋」も足しとこう。
あ、これは読書の秋か??

森田さんの著作、『数学する身体』は小林秀雄賞を取った本だそうである。
以前読んだ、森田さんが敬愛してやまない岡潔と小林秀雄の対談本、
『人間の建設』をパッと開いたページに
「人は極端に何かをやれば、必ず好きになるという性質を持っています。
好きにならぬのがむしろ不思議です。」という岡潔の言葉が出てきた。

僕はもっと美術をやろう。もっと好きになろう。

数学の演奏会 



煎茶するほど仲が睦い at伊勢丹新宿店

信州高遠美術館『はじまりのかたち Shape of the beginning』始まりました。
頭の中のイメージが空間に定着し、きちんとスケールを持って存在する。
20代の僕が作ったものが未だに僕を刺激してくれる気がします。
期間は12月10日までと長いので是非足を運んでいただけたらと思います。
よろしくお願いします。

それはそれとして・・・
明日、25日からは東京新宿、伊勢丹新宿店にて
煎茶道具の展示、『煎茶するほど仲が睦い』始まります。
9月に青山 白白庵 にて開催された『煎茶上等』スピンオフ。
前回、煎茶上等では「やんのかゴルァ!こちとら煎茶上等!」
と意気込んでたのですが、実は仲よかったのかと。
仲いいから煎茶するのかと。やっぱ喧嘩とは違うのかと。
当たり前かと。。。。

前回、煎茶上等では煎茶ワークショップがあり、
静岡から「TEA SONGS」代表石橋章子氏による
煎茶レクチャーを受けましたが目から鱗の新鮮な驚きがたくさんありました。
今回も石橋さんの程茶があります。
お茶の楽しみ、美味しさが倍増すること間違いなし。
29日、12:00〜18:00。ぜひ、こちらにご参加いただけたらと思います。

ペットボトルのお茶だって僕は全然悪いと思いませんが、
時折こうやって心を落ち着けてお茶を淹れる。
それこそが文化だなあと思うんです。
道具も一つづつ、自分の気に入ったものを手に入れ、
アゲアゲ気分で美味しいお茶を是非。

煎茶するほど仲が睦い
伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング/茶道具
10月25日〜31日
煎茶するほど仲が睦い オモテ 煎茶するほど仲が睦い ウラ 

THE SHAPE OF BIGINNING  YASUHIRO SUMII展 ーat信州高遠美術館ー

いや、ちょっと!!ごっつい寒いじゃないですか。
ガスストーブつけちゃいましたよ。
こういう季節の変わり目、気温のぐっと変わる頃は油断してると体調崩します。
みなさんご用心ご用心。

どうしたの?なんか横文字の展覧会名で、、とか思いました?
すんませんすんません。いつも通り「はじまりのかたち」なんですけど
このブログのタイトルだけでももう何度も
「はじまりのかたち 角居康宏展」って使ってますのでね。
今回、僕の作品集のデザインをしてくれた株式会社KICHIの太田伸幸氏に
フライヤー、ポスターのお願いをすることになり、それがまたかっこよくてね。
僕の作品『円相 I 』の写真(撮影は作品集の撮影をしてくれた金井真一氏)で
THE SHAPE OF BIGINNINGのロゴが入ってて、
それでついシャレたタイトルにしちゃいました。

今回、いつもと違うところがあります。
いや、いつもとやってることは一緒かな?
今までの作品群に新作を入れて総括的に展示するという意味では一緒ですが
今年8月に金沢でやった個展『野辺』での作品が入ってます。
問題は内容。
リンク貼ってありますので読み返してもらったらわかるんですが
『野辺』は終わり、死について考えた末の作品群だったのです。

それじゃあ「はじまり」にならないじゃん!とお思いでしょうが
このフライヤーの写真、2005年に作った『円相』はそれを繋いでくれるものでした。
12年前にすでにはじまりと終わりはくっついているものだと予感していたのです。

実を言うと僕の中で「死をはじまりとする」と言う解釈があります。
それは美しいと思う感情。

AI(人工知能)のことを考えていて気がつきました。
AIは意識を持つのか?と言うのはここのところホットな話題になっているかと思います。
チェスも囲碁も将棋もAIに負けてしまっていますがそれを進めた向こう側に
意識というものが生まれるかどうか。
翻って僕が関わっている美に関してはどうでしょうか?
美しい調和や曲線を計算で、アルゴリズムを使って作ることはできるでしょう。
しかし自然な中にある不定形な美しさ、崩れゆくものに対しての美
時間が作り出す変容などに対して作り出すことはおろか、
それを美しいものと判断することすら
AIには難しいのではないかなとそんなふうに思いました。

決定的な違いは「人は死ぬ」「AIは死なない」ということ。
例えばものすごく美しい夕焼けを見たとします。
僕も記憶に残っている夕日がありますが
あんな夕焼けはもう見れないだろうなあって思ってます。
その「もう見れないかもしれない」という感覚が
「美しい」を誘発しているんじゃないかなって思うんです。
もう見れないかもしれない。それは死を前提にした考え方です。
自身が死にゆくこと、滅びてしまうこと、そのことが「今この時」を
大切なかけがえのないものとし、この一期一会を美しいものにしているのではないかと
そんなふうにこのところ思っています。
花が、ことに日本人としては桜が美しいと感じるのは
散りゆく美しさであり、今この時にしか見られないという感情によるものでしょう。

子供の頃、死というものがなんとなくわかってきた頃
親しい人たちがいなくなってしまうという怖さ
自分自身がいなくなるってどういうことか考えて闇に引きずりこまれるような
恐怖を感じた頃、その頃から少しずつかけがえのなさについて気付いてきます。
美しいと感じるのはその頃からなのではないでしょうか?
死を前提として美しいと感じているとすれば
美しいと感じることの始まりは「死」ということにならないでしょうか?

ずっと美術をやってきて「はじまり」という事柄について追いかけてきて
始まりが終わりがグルンとくっついたところで僕は「美」という概念を
僕なりに見つけた気がしています。まだまだこれからですが。

そんなことが総括的に見られる展覧会になるといいな。
期間は10月21日から12月10日と長いです。
会場となる高遠美術館は高遠城址公園内にあり、紅葉がとても美しいと聞きます。
ちょうど中日あたり、11月18日にはギャラリートークのイベントもあります。
夜のナイトミュージアムでは僕の盟友、木工家の般若芳行氏の奥様
プロのビオラ奏者の般若佳子氏の演奏もあります。

どうぞ、秋の高遠を楽しみながら美術館にお運びくださいますよう。高遠美術館  オモテ001高遠美術館  ウラ002

上質なくらしの道具展 at日本橋高島屋

秋ですねえ。
町を歩くとふとキンモクセイの香りがフワッて香ったりして
いいですね。
朝晩の涼しさが気持ちいい。
朝ふとんでまどろむのが心地いい。
いい季節です。
あ、もちろん夏は夏の心地よさ、冬は冬の心地よさですけどね。
春秋はぬるま湯にずっとつかってるような心地よさ。
溶けていきそうです。

さて、そうやっていつまでも溶けてもいられないので
お仕事しましょう。
今回はお初!日本橋高島屋!
なんてったって語呂がいい。歌舞伎のかけ声みたい。
「よっ!成田屋!!日本一!!!」みたいなかんじで
「よっ!高島屋!!日本橋!!!」っていいたくなりません?
響きとしては「日本橋」のところを「にっぽんばし」って呼びたくなるところですが
にっぽんばしって言っちゃうと大阪に行かねばならなくなるので
涙をのんでここは「にほんばし」と叫ばねばなりません。
なんとかならんか。叫ぶときだけはにっぽんばしを許すとか。
ま、僕の都合で変えるわけにもいかんか・・・

さて、その日本橋高島屋での展示。
題して「上質なくらしの道具展」
上質な暮らしを提案する品々を作る人たちは
さぞや上質な暮らしをしてるに違いないなんて思われそうですが
どうなんでしょうか?
僕のこの生活は上質な暮らしと呼んでいいものだろうか?
『美術』なんてこともやってるし、その響きだけなら
なんかハイソな感じもない訳ではないけれど
僕自身からはハイソ感は微塵も感じられない気がする。
むしろ敗訴感、んなこともないな。ま、いいや。
お気楽極楽で秋のぬるま湯に溶けていることにしよう。

今回も名うての仕事人揃い。
素材も陶芸、うるし、ガラス、錫と多様。
ぜひ足をお運びくださいませ。

上質なくらしの道具展
日本橋高島屋7階 ギャラリー暮らしの工芸
10月4日~10日
10:30am~19:30pm

日本橋高島屋DMオモテ001 日本橋高島屋DMウラ002

プロフィール

角居康宏

Author:角居康宏
モノを作るのが好きです。
モノを作ることによって
人と関わるのが好きです。

誠実に作ったものは
人の心を動かすと思っています。
美術は人に
熱を与えうると思っています。

僕が、たくさんの作品に
心動かされたように、
僕の作ったもので
誰かの力になれたら。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR